【外構費を削る】ブロック塀を安く済ませる5つの裏技。普通ブロックでもおしゃれに見せるコツとは?
マイホームの建築中やリフォーム計画の中で、予想以上に膨らみがちなのが「外構費用」です。特に敷地の境界を囲むブロック塀は、面積が広いため見積もりを見て驚く方も少なくありません。
「プライバシーは守りたいけれど、外構にばかりお金をかけられない」「安いブロックだと見た目が安っぽくならないか心配」という悩みは、多くの方が抱える共通の課題です。
実は、ブロック外構は選び方や施工の工夫次第で、安全性を保ったまま大幅にコストを抑えることが可能です。今回は、外構費用を賢く削るための5つの裏技と、安価な普通ブロックを使っておしゃれに仕上げるテクニックを詳しく解説します。
1. 外構費用を劇的に下げる5つの裏技
ブロック塀の設置費用を抑えるには、材料選びから発注方法まで、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
① 目立たない場所は「普通ブロック」を徹底活用
最も効果的なのが、場所によってブロックを使い分けることです。道路に面した「家の顔」となる部分にはデザイン性の高い化粧ブロックを使い、隣地との境界や家の裏側など、人目に触れない場所は最も単価の低い「普通コンクリートブロック」を選びましょう。これだけで材料費を数割カットできる場合があります。
② フェンスとの組み合わせで「段数」を減らす
ブロックを高く積み上げるほど、材料費だけでなく基礎工事の強度や鉄筋の量が増え、コストが跳ね上がります。そこでおすすめなのが、ブロックを2〜3段だけ積み、その上をメッシュフェンスやアルミフェンスにする方法です。フェンスの方が透過性があり、圧迫感を抑えつつ費用をコントロールしやすくなります。
③ 専門業者への「直接発注」で中間マージンをカット
ハウスメーカーや工務店に外構をまとめて依頼すると、手配の手間は省けますが、紹介料として20%〜30%ほどの中間マージンが上乗せされるのが一般的です。地元の外構・エクステリア工事店に直接見積もりを依頼(直接発注)することで、同じ工事内容でも大幅に安くなるケースが多々あります。
④ 土留めが必要ない設計に見直す
敷地に高低差がある場合、土を止めるための「土留めブロック」が必要です。これは通常の塀よりも頑丈な基礎と厚みのあるブロックが必要で、費用が高額になります。庭の設計を工夫して、法面(斜面)を残したり、芝生で土が流れないようにしたりすることで、高価な土留め工事の範囲を最小限に抑えられます。
⑤ 既製品の門柱ユニットを活用する
ブロックを積んで職人が一つずつ造作する門柱は、手間賃(人件費)がかさみます。最近はアルミ製の機能門柱ユニットで、ポストやインターホンが一体化した安価でおしゃれな既製品が豊富です。ブロック施工の範囲を減らし、既製品をうまく取り入れることで工期短縮とコストダウンに繋がります。
2. 普通ブロック(重量ブロック)でもおしゃれに見せるコツ
「安い普通ブロックを使いたいけれど、工事現場のような見た目になるのは嫌だ」という方でも安心してください。少しの工夫で、普通ブロックは驚くほどスタイリッシュに変身します。
塗装や塗り壁で仕上げる
普通ブロックを下地として使い、その上からジョリパットなどの塗装材で仕上げる手法です。コテの跡を残したラフな仕上げや、マットな質感の塗装を施すことで、高級感のある塗り壁が完成します。ブロックの継ぎ目が見えなくなるため、安っぽさは一切なくなります。
継ぎ目(目地)を深く入れる「深目地」
あえて何も塗らず、ブロックのグレーを活かすインダストリアルなデザインもトレンドです。その際、ブロック同士の継ぎ目(目地)を少し深く掘るように仕上げる「深目地」を指定すると、壁に立体的な影が生まれ、デザイン性が格段に向上します。
天然石やタイルをアクセントに貼る
全面に高い材料を使う必要はありません。普通ブロックの壁の一部にだけ、天然石のタイルやウッドパネルをライン状に貼り付けるだけで、視線がそこに集中し、全体がグレードアップして見えます。
3. 安く済ませる際の見落としがちな注意点
コストダウンを意識するあまり、後から後悔しないためのチェックポイントです。
控え壁のルールを無視しない
ブロック塀を一定の高さ(1.2メートル)以上にする場合、建築基準法で「控え壁」の設置が義務付けられています。これを省くと地震の際に倒壊する恐れがあり、非常に危険です。安全に関わる部分は、安さよりも基準の遵守を優先しましょう。
メンテナンス性を考慮する
白い塗装をしたブロック塀は、雨だれによる黒ずみが目立ちやすいというデメリットがあります。将来的な塗り替え費用を考えると、汚れが目立ちにくいグレー系の色を選んだり、雨だれ防止の笠木(塀の上の屋根のような部材)を設置したりするのが、トータルで見た「安さ」に繋がります。
隣地オーナーとの事前合意
境界線上にブロックを積むのか、自分の敷地内に積むのかによって、費用の負担割合や所有権が変わります。安く済ませようとして勝手に仕様を決めると、後のトラブルになりかねません。工事前に必ず隣家へ挨拶し、計画を共有しておくことが、余計なトラブル費用を防ぐ最大の秘策です。
4. 理想の外構を予算内で実現するために
ブロック外構は、ただ「囲う」だけのものではありません。視線を遮り、家族の安全を守り、家の外観を整える重要な要素です。
まずは、「絶対にこだわりたい場所」と「コストを削っても良い場所」を明確に分けましょう。そして、複数の外構業者から相見積もりを取り、こちらの予算を正直に伝えた上で、プロならではの代替案(コストダウンの提案)を引き出すのが成功の秘訣です。
賢い選択をすれば、予算を抑えつつも、近所で評判になるような素敵なお庭をつくることは十分に可能です。
ブロック外構で後悔しない!おしゃれで機能的な庭づくりと費用を抑える秘訣