庭の主役「シンボルツリー」を活かす!センスのいい庭デザインのコツ
「庭に何か植えたいけど、何から始めたらいいかわからない…」
「おしゃれな庭にしたいけど、どうすればいいの?」
そう思っている方も多いのではないでしょうか。
庭のデザインを考えるとき、まず最初に考えてほしいのが**「シンボルツリー」**です。シンボルツリーは、庭の顔となり、全体の雰囲気を決める大切な存在。この一本を上手に選んで配置するだけで、あなたの庭はグッとおしゃれに、そして魅力的に生まれ変わります。
今回は、シンボルツリーを活かした庭デザインの具体的なコツと、あなたの家にぴったりのシンボルツリーの選び方をご紹介します。
シンボルツリーで庭に「ストーリー」を添える
シンボルツリーは、ただの木ではありません。家族の成長を共に見守り、季節の移り変わりを感じさせてくれる、庭の「物語」を語る存在です。
たとえば…
新築の記念に植えた木
子どもが生まれた年に植えた木
結婚記念日に植えた木
このように、シンボルツリーに特別な意味を持たせることで、庭はただの空間ではなく、家族の思い出が詰まった唯一無二の場所になります。
【実践編】シンボルツリーを活かした庭デザインの3つのコツ
シンボルツリーを活かすには、植える場所や合わせる植物、照明が重要です。
コツ1:植える「場所」を考えて配置する
シンボルツリーは、どこに植えるかで印象が大きく変わります。
庭の中心に植える
庭全体を見渡せる場所に植えると、シンボルツリーが庭の主役となり、他の植物との調和が取りやすくなります。
リビングや窓から見える位置に植える
部屋から常に木が見えることで、室内にいながら四季の移り変わりを感じることができます。特に、朝日で葉が輝く様子や、夜のライトアップは格別です。
アプローチ(玄関までの通路)の近くに植える
家の顔である玄関周りが、シンボルツリーのおかげで華やかになります。来客を温かく迎え入れる効果もあります。
コツ2:足元を「主役」に引き立てる脇役で飾る
シンボルツリーを際立たせるには、周囲の植物との組み合わせが大切です。
季節の草花を添える
シンボルツリーの根元に、季節ごとに咲く花や、一年中緑を楽しめる下草を植えましょう。春はチューリップ、夏はマリーゴールドなど、季節感のある植物を添えることで、庭全体が生き生きとします。
低木やグランドカバーで高低差を出す
シンボルツリーより背の低い植物を周りに配置することで、立体感のあるデザインになります。特に、グランドカバー(地面を覆う植物)は、雑草対策にもなり一石二鳥です。
石や砂利と組み合わせる
無機質な石や砂利と緑を組み合わせることで、和風にも洋風にも合うモダンな雰囲気を演出できます。
コツ3:夜の庭を演出する「照明」を取り入れる
日中のシンボルツリーも素敵ですが、照明を当てることで、夜の庭が幻想的な空間に変わります。
下から照らす「アップライト」
木の幹や葉を下から照らすことで、シルエットが浮かび上がり、昼間とは違う表情を楽しめます。
上から照らす「ダウンライト」
木の枝に吊るすタイプのライトは、まるで木漏れ日のような光を地面に落とし、ロマンチックな雰囲気を演出します。
【種類別】あなたの家にぴったりのシンボルツリー選び
最後に、初心者でも育てやすい、人気のシンボルツリーをいくつかご紹介します。
オリーブ
銀色の葉が美しく、地中海風の雰囲気を演出します。成長が遅く、剪定もしやすいので初心者におすすめです。
シマトネリコ
一年中緑の葉を茂らせる常緑樹で、涼しげな雰囲気が魅力です。成長が早いので、日当たりが良く、スペースに余裕がある庭向きです。
ハナミズキ
春に白やピンクの可愛らしい花を咲かせ、秋には紅葉も楽しめる落葉樹です。四季の移り変わりを楽しみたい方におすすめです。
アオダモ
すらりと伸びた樹形が美しく、雑木林のような自然な雰囲気を演出します。木漏れ日を楽しみながら、ゆったりと庭で過ごしたい方におすすめです。
シンボルツリーを植えることは、庭のデザインだけでなく、暮らしそのものを豊かにしてくれます。
ぜひ、あなたの想いを込めた一本を見つけて、素敵な庭づくりを始めてみませんか?