一年を通して楽しめる!四季を感じる庭木・花の配置例
こんにちは!今回は、お庭や玄関先で一年中、季節の移り変わりを楽しめる、そんな「庭木と花の配置のコツ」をご紹介します。
「春はきれいだったけど、夏になると寂しい庭になっちゃって...」と悩んでいませんか?計画的に配置することで、どの季節に庭を見ても、心ときめく美しい風景を楽しむことができるんですよ。
1. 庭木を配置する「基本の考え方」
まずは、庭の主役となる「庭木」の配置から考えてみましょう。
常緑樹と落葉樹のバランスをとる:
常緑樹(一年中葉をつける木)は、冬でも庭に緑をもたらし、安定感を与えてくれます。一方、落葉樹(秋に紅葉し、冬に葉を落とす木)は、四季の移り変わりをダイナミックに感じさせてくれます。この二つをバランス良く配置することで、どの季節も楽しめる庭になります。
シンボルツリーを定める:
お庭の主役となるシンボルツリーを一本決めましょう。この木を中心に、周りの草花を配置していくと、庭全体にまとまりが生まれます。
2. 四季を楽しむ!庭木・花の配置例
春、夏、秋、冬、それぞれの季節に彩りをもたらす植物を組み合わせてみましょう。
春(3月〜5月)
庭木:
ハナミズキ: 春に白い花を咲かせ、秋には美しい紅葉が楽しめます。
モクレン: 大きな白い花が春の訪れを告げてくれます。
花:
チューリップ、パンジー、ビオラ:
庭の入り口や花壇に植えることで、明るく華やかな雰囲気に。
夏(6月〜8月)
庭木:
サルスベリ: 夏の暑さに負けず、ピンクや白の美しい花を咲かせます。
シマトネリコ: 涼しげな葉っぱが特徴で、夏の庭に爽やかさをもたらします。
花:
アサガオ、ヒマワリ:
夏の定番の花は、見るだけで元気になります。フェンスに絡ませるように植えると、立体感が出ます。
秋(9月〜11月)
庭木:
イロハモミジ: 紅葉の王様!美しい赤や黄色で、庭を鮮やかに彩ります。
キンモクセイ: 甘く優しい香りが、秋の訪れを知らせてくれます。
花:
キク、リンドウ、コスモス:
秋風に揺れる姿は、どこか懐かしさを感じさせてくれます。
冬(12月〜2月)
庭木:
ツバキ、サザンカ: 冬に花を咲かせる数少ない木。庭に彩りを与えてくれます。
マツ、カイズカイブキ:
常緑樹は、雪景色にも映え、庭に凛とした表情をもたらします。
花:
クリスマスローズ、スイセン、パンジー:
寒さに強く、冬の庭を彩ってくれる心強い味方です。
3. 配置のポイント
手前と奥で高さを変える:
背の高い庭木を奥に、低い草花を手前に配置することで、奥行きが生まれ、庭全体を広く見せる効果があります。
日当たりを考慮する:
植物にはそれぞれ、日当たりを好むもの、日陰を好むものがあります。それぞれの性質に合わせて配置することで、元気に育ってくれます。
まとめ:自分だけの「庭の物語」を
庭づくりは、まるで自分だけの物語を作るよう。今回ご紹介した例を参考に、あなたらしい庭木や花を選んで、一年中、季節の移り変わりを楽しめる庭をデザインしてみてくださいね。