昼とは違う表情に!照明と植栽を組み合わせた夜間演出のポイント
「昼間の庭は素敵だけど、夜になると何も見えなくなってしまう…」
そう感じたことはありませんか?せっかくのお庭や玄関も、夜になるとその魅力を十分に発揮できません。しかし、照明と植栽をうまく組み合わせることで、昼間とは違う、幻想的で美しい空間を演出できます。
今回は、照明と植栽を組み合わせた夜間演出のポイントを、初心者にもわかりやすく解説します。
1. 植栽を「主役」として照らす
まずは、主役となるシンボルツリーや、美しい樹形の植栽を選んで照らしてみましょう。
アッパーライト: 植栽の根元から上に向かって光を当てる方法です。壁やフェンスに木の影を映し出すことで、立体感のあるダイナミックな演出ができます。
スポットライト: 植栽の特定の場所(美しい葉や枝など)にピンポイントで光を当てることで、植栽の持つ造形美を際立たせます。
照明選びのポイント:
光の色(色温度)を植栽の種類に合わせて選びましょう。
暖色系の光(電球色): 温かみがあり、くつろぎの空間を演出します。
白色系の光(昼白色): 植栽の緑を鮮やかに見せ、爽やかな印象を与えます。
2. 複数の照明を組み合わせて奥行きを出す
一つの照明だけでは単調になりがちです。異なる種類の照明を組み合わせることで、空間に奥行きと広がりが生まれます。
ウォールライト: 玄関や建物の壁に設置する照明です。植栽だけでなく、建物の存在感を高める効果があります。
フットライト: 植栽の足元や通路に設置する照明です。足元を安全に照らしつつ、空間を立体的に見せてくれます。
ガーデンライト: 植栽の間にランダムに設置することで、空間全体に優しい光を広げ、幻想的な雰囲気を演出します。
3. 照明と植栽の「バランス」を考える
照明と植栽は、お互いの魅力を引き立てる存在です。
光と影のコントラスト: 強い光を当てるだけでなく、意図的に「影」を作ることで、よりドラマチックな空間を演出できます。
植栽の成長を考慮: 植栽は成長します。将来的に木が大きくなることを想定して、照明の位置や角度を調整できるようにしておきましょう。
配置のポイント:
植栽の根元だけでなく、少し離れた場所から光を当てることで、影が大きく映し出され、より迫力のある演出ができます。
最後に
夜の庭は、昼間とは全く違う表情を見せてくれます。照明と植栽を組み合わせることで、帰宅したときにホッとするような、特別な空間を作り出すことができます。
ぜひ、今回ご紹介したポイントを参考に、ご自宅のお庭を夜も楽しめる場所に変えてみませんか?