庭が広く見える魔法!奥行きを活かした植栽計画のコツ
「庭に植栽を植えたいけど、どう配置すればいいかわからない…」「もっと庭を広く見せたい!」
そんな風に感じていませんか?
実は、植栽計画にちょっとした工夫をするだけで、庭に奥行きが生まれ、実際の広さ以上に開放的な空間に見せることができるんです。
今回は、視覚効果を上手に使って、あなたの庭をさらに魅力的にする植栽計画のコツをご紹介します。
1. 視線の誘導!「手前から奥へ」の高低差をつくる
庭に奥行きを出す最も基本的なテクニックは、手前と奥で植える植物の高さを変えることです。
手前には背の低い植物を:
手前には、グランドカバーや背の低い草花を配置しましょう。これらが視線を遮ることなく、庭の奥へと自然に導いてくれます。
奥には背の高い植物を:
庭の奥には、シンボルツリーや背の高い常緑樹などを植えましょう。これにより、視線が奥まで伸び、庭全体に奥行きが生まれます。
2. 色の濃淡で遠近感を演出する
色の持つ遠近感を利用するのも、庭を広く見せる効果的な方法です。
手前には暖色系の色を:
赤やオレンジ、黄色などの暖色系は、前に出てくるように見える「進出色」です。庭の手前に植えることで、明るく華やかな印象を与えつつ、空間にメリハリをつけることができます。
奥には寒色系の色を:
青や紫、白などの寒色系は、遠くにあるように見える「後退色」です。庭の奥に植えることで、奥行きをさらに強調することができます。
3. カーブやS字ラインで視線の流れをつくる
真っ直ぐな道や花壇ではなく、緩やかなカーブやS字ラインを取り入れることで、視線が奥へと自然に流れ、庭に広がりを感じさせることができます。
植栽スペースをS字に:
花壇や植栽スペースを曲線にすることで、歩く人の視線を誘導し、庭の奥へと引き込みます。
飛び石や小道を配置:
庭の真ん中を一直線に通るのではなく、カーブを描く小道を配置してみましょう。これにより、庭の全体像が一目でわからなくなり、より奥行きを感じさせることができます。
4. 隠す・見せるのメリハリをつける
庭全体を一度に見せるのではなく、一部をあえて隠すことで、その先に「何があるんだろう?」という期待感を抱かせ、奥行きを創り出すことができます。
パーゴラやアーチを設置:
庭の途中にパーゴラやアーチを設置し、その先に別の景色を隠すように植栽を配置してみましょう。
目隠しになる植栽を:
部分的に背の高い植栽を植えたり、トレリス(格子状のフェンス)を置いたりして、視界を遮るポイントを作るのも効果的です。
まとめ
植栽計画に奥行きを意識した工夫を取り入れるだけで、あなたの庭は今よりもっと魅力的な空間になります。今回ご紹介したコツを参考に、ぜひあなただけの素敵な庭づくりを楽しんでくださいね。