大雨・台風にも負けない!雨風に強い舗装材・舗装工法の選び方


大雨や台風のたびに、「庭や駐車場が水浸し…」「水たまりができて車から降りるのが大変…」と悩んでいませんか?

家周りの舗装は、見た目の美しさだけでなく、雨風に強く、水はけが良いかどうかが非常に重要です。適切な舗装材や舗装工法を選ぶことで、水のトラブルを解消し、安全で快適な暮らしを手に入れることができます。

今回は、大雨や台風にも負けない、雨風に強い舗装材・舗装工法の選び方をご紹介します。


1. 水はけを最優先!「透水性・排水性」の高い舗装

水たまりやぬかるみを防ぐには、雨水をしっかりと地面に浸透させるか、速やかに排水する仕組みが不可欠です。

  • 透水性舗装:

    • 特徴: アスファルトやコンクリートの隙間から、雨水をそのまま地面に浸透させる舗装方法です。

    • メリット:

      • 水たまりができにくく、足元が濡れにくい。

      • 地下水を保ち、環境に優しい。

      • 打ち水効果で、夏場の地面の温度上昇を抑える。

    • デメリット:

      • 経年劣化で目詰まりを起こすと、透水性が落ちることがある。

      • 一般的な舗装よりもコストが高くなる場合がある。

  • 排水性舗装:

    • 特徴: 舗装材の内部に水を通し、側溝などへ水を流す仕組みです。

    • メリット: 透水性と同様に、水たまりができにくい。

    • デメリット: 排水路の確保が必要になる。


2. 強度と耐久性で選ぶ「舗装材」

大雨や強風による土壌の流出を防ぐには、強度があり、長期間にわたって安定した状態を保てる舗装材を選ぶことが大切です。

  • コンクリート:

    • 特徴: 駐車場で最も一般的に使われる舗装材です。

    • メリット: 非常に丈夫で、車の重みに耐え、長持ちします。メンテナンスの手間が少ないです。

    • デメリット: 施工費用が比較的高い。水はけが悪く、水たまりができやすいです。

  • インターロッキングブロック:

    • 特徴: ブロックを組み合わせて舗装する方法です。

    • メリット: ブロックとブロックの隙間から雨水が地面に浸透するため、水はけが良いです。デザインも豊富で、おしゃれな外観を演出できます。

    • デメリット: 車の通行量が多い場所では、ブロックがずれることがある。隙間から雑草が生えやすいです。


3. 傾斜や勾配を考える「施工」の工夫

舗装材だけでなく、地面の傾斜(勾配)も水はけを左右する重要なポイントです。

  • チェックポイント:

    • 水はけの方向: 雨水が建物の基礎や隣家に向かって流れないよう、適切な傾斜をつけましょう。

    • 水勾配の確保: 専門業者に依頼する際は、水がきちんと流れるように、適切な勾配を確保してもらっているか確認しましょう。


4. 目的に合わせた「舗装」の選び方

どの舗装が最適かは、その場所の用途によっても変わってきます。

  • 駐車場: 車の重みに耐える必要があるため、強度が高いコンクリートや透水性コンクリートがおすすめです。

  • 庭やアプローチ: デザイン性を重視したい場合は、インターロッキングブロックや砂利舗装がおすすめです。砂利舗装は安価ですが、雑草対策や定期的なメンテナンスが必要です。


大雨や台風に備えるためには、見た目だけでなく、**「透水性」と「強度」**を兼ね備えた舗装を選ぶことが大切です。

今回ご紹介したポイントを参考に、ご自宅の環境や予算、目的に合った舗装方法を検討してみてください。専門の業者に相談することで、より適切なアドバイスをもらえます。

安全で快適な家周りづくりを目指しましょう。

このブログの人気の投稿

人工芝と天然芝のメリット・デメリット|庭や外構に最適な選び方

ウッドデッキの種類と耐久性を徹底比較|庭に最適な素材選び

タイルと石材の違いと選び方のポイント|外構・内装で失敗しないために