L字型住宅に合う外構プラン例
L字型住宅は、その形状から自然に「囲まれた空間」が生まれるのが大きな魅力です。この特性を活かすことで、プライバシーを守りながら、開放的な庭やアプローチをデザインできます。
ここでは、L字型住宅のメリットを最大限に引き出す、具体的な外構プランのアイデアを3つご紹介します。
1. 囲まれた空間を「プライベートな中庭」として活用
L字型住宅の最も大きな利点は、建物によって自然に生まれたスペースを、外部からの視線が届かないプライベートな空間として活用できることです。
プラン例
L字のくぼみ部分にウッドデッキやテラスを設けて、リビングやダイニングと一体感のある**「中庭」**を作りましょう。
高い塀やフェンスで囲えば、さらにプライバシーが確保でき、周囲の目を気にせず、家族や友人とBBQを楽しんだり、子どもやペットを遊ばせたりできます。
L字の角にシンボルツリーを植えると、家の中からも緑を眺めることができ、視覚的な広がりと癒し効果が生まれます。
2. L字の特性を活かした「ゾーニング」で空間を分ける
L字型住宅は、アプローチ、駐車場、庭など、それぞれの空間を自然にゾーニング(分けること)しやすい形状です。
プラン例
L字の片側に駐車場を配置し、もう一方の側に庭やアプローチを設けることで、それぞれの空間にメリハリをつけることができます。
例えば、駐車場から玄関へのアプローチを少し奥まらせて作れば、来客を迎え入れる特別な空間を演出できます。
また、駐車場と庭の間に門柱やフェンス、植栽を配置することで、視覚的に空間を区切り、より機能的で洗練された外構に仕上がります。
3. L字を活かした「視線のコントロール」で開放感を演出
L字型住宅は、開口部(窓やドア)を中庭側に多く設けることで、周囲からの視線は遮りつつも、家の中に十分な光と風を取り込むことができます。
プラン例
庭側には大きな窓を設け、プライバシーが必要な道路側には窓を少なくすることで、家の中からの開放感を保ちながら、外からの視線は遮断できます。
L字型の建物を活かして、外部から見えにくい場所に坪庭を設けるのもおすすめです。リビングや寝室から眺められるように設計すれば、視覚的な広がりが生まれ、癒しの空間になります。
まとめ
L字型住宅は、外構プラン次第で、様々な可能性を秘めています。
ただ漠然と空間を埋めるのではなく、中庭の活用、ゾーニング、視線のコントロールといった3つのポイントを意識することで、あなたのライフスタイルに合わせた、理想の外構が実現します。
ぜひこれらのプラン例を参考に、L字型住宅の魅力を最大限に引き出す外構づくりを考えてみてください。