外構用照明の配置で庭の見せ方を変える|光で演出する庭づくりのコツ
庭や外構空間は、昼間だけでなく夜も美しく演出することで、住宅全体の印象を大きく変えることができます。
外構用照明の配置次第で、庭の広さや奥行き、雰囲気を自由にコントロールできるのです。ここでは、庭をより魅力的に見せる照明配置のポイントを解説します。
■ 外構照明で庭の印象を変えるポイント
① 光の高さで演出を変える
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低い位置のライト(地面や花壇付近) 
 → 足元や植栽を浮かび上がらせ、庭に奥行き感を出すことができます。
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高い位置のライト(壁面や樹木上部) 
 → 建物の外壁や大きな木をライトアップして、夜間でも存在感のある庭に。
② 光の方向で焦点を作る
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アップライト:木やオブジェを下から照らすことで立体感を演出 
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ダウンライト:建物や通路を自然に照らすことで落ち着いた雰囲気 
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スポットライト:庭の見せたい部分を強調して視線を誘導 
③ 色温度で雰囲気を変える
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電球色(暖色系):柔らかく温かみのある雰囲気、リラックス感を演出 
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昼白色(白色系):明るくクリアな印象、モダンでスタイリッシュに 
■ 庭の広さ・形状に応じた照明配置例
① 狭い庭・小さいスペース
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床面近くに間接照明を設置すると、空間が広く見える効果があります。 
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壁沿いやフェンスに光を当てると、閉鎖的な印象をやわらげることが可能です。 
② 広い庭・芝生エリア
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奥行きを演出するために、複数の光源を階段状に配置 
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大きな木やオブジェにスポットライトを入れると、庭全体の立体感がアップします。 
③ 通路やアプローチ
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足元やステップを照らす安全性重視の配置 
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低い位置のライン照明や埋め込みライトで、夜間でも安全に歩ける空間を作れます。 
■ 照明の使い方で印象が変わるテクニック
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アクセントライトを活用 
 → 観葉植物やオブジェを照らし、庭のポイントを作る
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間接照明で柔らかさを演出 
 → 壁やフェンスに光を当てると、柔らかい光が庭全体を包む
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調光・タイマーを活用 
 → 明るさや点灯時間を調整できる照明で、昼と夜で異なる庭の表情を楽しめます
■ 照明選びの注意点
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光が強すぎると眩しさや影の強調につながるので、明るさは抑えめに 
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ライトの色味や照射方向を統一すると、庭全体にまとまりが出ます 
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配線や防水性も必ず確認し、屋外用製品を使用 
■ まとめ|光で庭を演出して魅力アップ
外構用照明の配置は、庭の見え方や印象を自由にコントロールできる重要な要素です。
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光の高さや方向で立体感を演出 
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色温度や光量で雰囲気を変える 
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庭の形状や目的に応じた配置で、安全性と美観を両立 
これらを意識することで、昼間だけでなく夜も魅力的な庭空間を実現できます。
