外構費用を10万円抑える!メッシュフェンスと目隠しを組み合わせる「賢い使い分け」
「外構の見積もりを見たら、フェンス代だけで予算を大幅にオーバーしてしまった」という話は珍しくありません。特に、プライバシーを守るための「目隠しフェンス」は、素材やデザインにこだわると1メートルあたりの単価が跳ね上がります。
しかし、すべての外周を高い目隠しフェンスで囲う必要はありません。実は、安価な「メッシュフェンス」と高価な「目隠しフェンス」を戦略的に使い分けるだけで、見た目の満足度はそのままに、工事費用を10万円以上節約することも十分に可能です。
この記事では、プロが実践しているフェンスの「賢い使い分け術」と、コストパフォーマンスを最大化する設計のポイントを詳しく解説します。
なぜフェンスの使い分けでこれほど金額が変わるのか?
まずは、代表的なフェンスの価格差(材工共の目安)を把握しておきましょう。
メッシュフェンス(スチール製): 1メートルあたり 約5,000円〜8,000円
目隠しフェンス(アルミ・木目調): 1メートルあたり 約15,000円〜35,000円
例えば、家の外周が30メートルある場合、すべてを木目調の目隠しフェンスにすると約60万円〜90万円かかりますが、これを半分メッシュフェンスにするだけで、あっという間に15万円〜20万円のコストダウンに繋がります。
失敗しない「使い分け」の黄金ルール
ただ安くすれば良いというわけではありません。失敗しないためには「視線の優先順位」を明確にすることが不可欠です。
1. 「魅せる場所」には投資を惜しまない
玄関アプローチや道路に面した正面、そしてリビングから毎日眺める場所には、高品質な木目調フェンスやデザインフェンスを採用しましょう。ここを妥協して安価なフェンスにすると、家全体のグレードが下がって見えてしまいます。
2. 「境界」はメッシュフェンスでコストカット
隣家との境界や、家の裏側(サービスヤード)、勝手口付近など、不特定多数の視線が入らない場所はメッシュフェンスが最適です。メッシュフェンスは風通しが良く、防犯上も「死角を作らない」という大きなメリットがあります。
3. 「高さ」の使い分けでさらに節約
目隠しが必要な場所でも、必ずしも180cmの高さが必要とは限りません。
道路からの視線: 立った時の目線を遮る160cm〜180cm。
隣地との目隠し: お互いの窓の位置を確認し、座った時に視線が合わない120cm〜140cm程度に抑える。
このように、高さを抑えることでも部材費用を削ることが可能です。
プロが教える「安っぽく見せない」3つのテクニック
メッシュフェンスを混ぜると「いかにも節約した感じが出るのでは?」と心配されるかもしれませんが、以下の工夫でスマートな印象に仕上がります。
テクニックA:色を統一する
メッシュフェンスと目隠しフェンスの「色」を合わせるのが鉄則です。例えば、どちらも「シャイングレー」や「ブラック」に統一することで、素材が違っても敷地全体に一体感が生まれます。
テクニックB:切り替えポイントに「門柱」や「植栽」を置く
フェンスが唐突に切り替わる場所に、機能門柱やシンボルツリーを配置します。視線がそこに集中するため、フェンスの種類が変わったことへの違和感を自然に解消できます。
テクニックC:多段柱で「上だけ目隠し」
「下の段はメッシュ、上の段だけ目隠しパネル」という組み合わせができる多段柱(2段支柱)を活用しましょう。足元は風通しを確保しつつ、必要な高さの視線だけをカットできるため、全面を目隠しにするより大幅に安く、かつ機能的です。
具体的なコストダウン・シミュレーション
一般的な分譲地(外周30m)での例を見てみましょう。
全周目隠しフェンスにした場合:
30m × 25,000円 = 750,000円
正面10mを目隠し、残り20mをメッシュにした場合:
(10m × 25,000円) + (20m × 7,000円) = 390,000円
この差額は360,000円。浮いた予算をウッドデッキの設置や、よりグレードの高いカーポートの導入に回すことができるようになります。
まとめ:賢い選択が理想の外構を作る
外構費用を抑えるポイントは、すべての場所に100点満点を求めないことです。
「絶対に見せたくない場所」を絞り込む。
それ以外はメッシュフェンスで開放感と防犯性を高める。
全体のカラーを統一してデザイン性を保つ。
このステップを踏むだけで、予算内で「プライバシー」と「美観」を両立した理想の住まいが完成します。まずは敷地図面に、どこから誰の視線が気になるかを書き込むことから始めてみてください。
隣地や道路からの視線をカット!外構フェンス選びで失敗しないための完全ガイド