砂利敷きはDIYと業者どっちが安い?費用相場と「自分でやって後悔する」3つの落とし穴


「庭の雑草をなんとかしたい」「外構を安くおしゃれに仕上げたい」と考えたとき、真っ先に候補に上がるのが砂利敷きです。

コンクリートに比べて安価で、自分でもできそうに見える砂利敷きですが、実は**「安さだけでDIYを選んで後悔した」**という声が後を絶ちません。せっかくお金と時間をかけても、数年後にやり直しになっては本末転倒です。

この記事では、DIYと業者のリアルな費用相場を比較し、プロの視点から**「自分でやると陥りやすい3つの落とし穴」**を詳しく解説します。あなたのライフスタイルに合った最適な選択ができるよう、具体的な対策をお伝えします。


1. 【費用比較】DIY vs 業者、結局どっちがお得?

結論から言うと、初期費用だけを見ればDIYの方が圧倒的に安いです。しかし、そこには「見えないコスト」も含まれています。

1-1. DIYで行う場合の費用相場

DIYの場合、主な費用は「材料費」のみです。

  • 平米単価:約1,500円 〜 2,500円

  • 内訳: 砂利(20kg×3〜4袋)、高耐久防草シート、固定ピンなど。

30平米(一般的な住宅の裏庭や通路)を施工する場合、約4.5万 〜 7.5万円ほどで収まります。ただし、重い砂利を運ぶためのレンタカー代や、スコップ、転圧用の道具(タンパーなど)を揃えるとプラスαの出費が必要です。

1-2. 業者に依頼する場合の費用相場

業者の場合は、材料費に加えて「人件費」「整地費」「残土処理費」がかかります。

  • 平米単価:約3,000円 〜 7,000円

  • 内訳: 除草・整地、下地調整、防草シート敷設、砂利敷き、運搬諸経費。

同じ30平米なら、約9万 〜 21万円が相場です。砂利の種類(化粧砂利や天然石など)によって価格は大きく変動しますが、プロならではの「仕上がりの美しさ」と「耐久性」が保証されます。


2. 自分でやって後悔する「3つの落とし穴」

「安く済んだ!」と喜ぶのも束の間、DIYには素人では気づきにくいリスクが潜んでいます。

落とし穴①:数ヶ月で復活する「雑草の生命力」

最も多い後悔が、**「防草シートを敷いたのに雑草が生えてきた」**というケースです。

  • 原因: 下地の「根」が残っている、シートの重ねしろが甘い、隙間から種が入り込む。

  • 対策: DIYなら必ず「不織布タイプ」の厚手シートを選び、壁際まで隙間なく敷き詰める必要があります。プロは専用の粘着テープで継ぎ目を塞ぐなど、徹底した処理を行います。

落とし穴②:過酷すぎる「重労働」と「腰痛」

砂利敷きは想像以上にハードな肉体労働です。

  • 現実: 1平米に厚さ5cmで敷く場合、約80kg(20kg袋×4)の砂利が必要です。30平米なら合計2.4トン

  • 後悔: ホームセンターで何十往復も積み込み、庭まで運び、均一に広げる…。この重労働で腰を痛めたり、数日動けなくなったりして「業者に頼めばよかった」と痛感する人が多いのです。

落とし穴③:将来リフォーム時の「二重出費」

これが意外と知られていない**「お宝キーワード」**的注意点です。

  • リスク: 「やっぱり駐車場をコンクリートにしたい」と思ったとき、DIYで敷いた砂利が邪魔になります。

  • 費用: 砂利は「産業廃棄物」扱いになるため、撤去と処分だけで数万円以上の追加費用が発生します。将来のプランを考えずに敷き詰めると、数年後に大きな損失を生むことになります。


3. 失敗しないための「賢い使い分け」ガイド

費用を抑えつつ、後悔しないための判断基準をまとめました。

項目DIYがおすすめなケース業者に依頼すべきケース
面積10平米以下の狭いスペース駐車場や広い裏庭など
場所人目に触れない家の裏側玄関アプローチなど家の顔となる場所
目的とにかく安く済ませたい長期的な雑草対策・美観を重視したい
体力体力に自信があり、時間を確保できる忙しい、または体力に自信がない

成功へのアドバイス:ハイブリッド方式という選択

「全部業者に頼むと高いけれど、全部自分は無理…」という方は、**「重機を使った整地と砂利の運搬だけ業者に依頼し、敷きならしは自分で行う」**という分担も一つの手です。相談に乗ってくれる地元の外構業者を探してみる価値はあります。


4. 砂利敷きの価値を最大化する具体策

砂利を敷くなら、単なる「泥除け」以上の効果を狙いましょう。

  • 防犯性能を高める: 「防犯砂利」と呼ばれる、踏むと70デシベル以上の大きな音が出るタイプを家の窓際に敷くと、空き巣対策として非常に有効です。

  • 透水性を確保する: ゲリラ豪雨が増えている近年、水はけの良い砂利は建物の基礎を守る役割も果たします。

  • 色の魔法: 暗い影になりやすい北側には「白系の砂利」、モダンな家には「黒やグレーの砕石」を。色の選び方一つで、広告単価の高い高級住宅のような佇まいを演出できます。


5. まとめ:納得のいく外構づくりを

砂利敷きは、DIYなら**「圧倒的な安さ」、業者なら「手間いらずと確かな品質」**が手に入ります。

「安く済ませたい」という気持ちは大切ですが、自分の体力や将来のリフォーム計画、そして「数年後のメンテナンス」まで考慮して選ぶことが、本当の意味での収益最大化(コスト削減)に繋がります。

まずは、自分の庭の面積を測り、必要な砂利の量を計算することから始めてみましょう。